- 1. 東海道とは
- 1.1. ここがおススメ♪ 東海道
- 1.2. ここが難点! 東海道
- 2. 東海道のルートと歩き方
- 2.1. 東海道のルート(通過する宿場・自治体)
- 2.2. 東海道の歩き方
- 2.3. 注意の必要な箇所
- 2.3.1. 【箱根峠(小田原~三島間)】
- 2.3.2. 【金谷~日坂】
- 2.3.3. 【白須賀宿周辺】
- 2.3.4. 【鈴鹿峠(坂之下~土山間)】
- 3. 東海道のおすすめ情報
- 4. 東海道のイベント情報
- 5. 東海道について調べる
- 5.1. 東海道の街道の資料
- 5.2. 東海道に関するサイト・関連情報
- 6. 東海道と関連する街道
- 7. 東海道に関する投稿
- 7.1. おススメ記事
- 7.2. 東海道に関する投稿(新着)
- 7.3. 東海道に関する情報をお寄せください!
東海道とは
五街道のひとつで天下の幹線道路。江戸日本橋から京三条大橋に至る約500キロの街道。日本橋を出ると、品川から大津まで53の宿駅があります。(大阪までは57宿 ⇒ 京街道(東海道五十七次)へ)
江戸幕府開府直後の1601年、原則として中世以来の街道を利用して道筋が定められ、1624年までに53の宿場が成立し、日本の大動脈として発展しました。
参勤交代に利用する大名家は諸街道の中で最も多く、また、伊勢参りなどの庶民の旅にも利用され、十返舎一九の「東海道中膝栗毛」や歌川広重の「東海道五十三次」など小説や絵の題材としても数多く取り上げられています。
神奈川宿までは国道15号、以西はほぼ現在の国道1号に相当する道筋。拡幅・整備され都市を結ぶ大通りとなっていますが、旧道が残っている部分も多く、昔ながらの趣を残す宿場町としては国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている三重県の関宿などが有名です。
おおむね温暖な平地を行く道筋ですが、箱根や鈴鹿など峠を越える難所もあり、また河川が多いことから天候により 何日も川止めとなることもありました。
宮(名古屋市)から桑名(三重県)は、七里の渡しと呼ばれる海路が使われていました。
また、京都に向かわず大津の先の山科の追分で分かれて大阪に至る道筋もあり、伏見・淀・枚方・守口の4つの宿場を加えて「東海道五十七次」とも言います。この街道は「京街道」とも呼ばれています。
(このページでは、京都に向かう“五十三次”のほうを取り上げます。大阪へは、京街道のページをご参照ください。)
ここがおススメ♪ 東海道
- 江戸時代から繁栄し、たくさんの人が行き来した天下の幹線道路。歴史的な見所がたくさんあります。
- 現在もほぼ国道に沿うルートで大都市を通ることも多く、交通、宿泊、飲食等の心配は少ないです。
- 地図や資料がたくさん出ていて歩いた人も多いため、情報が充実していて道筋も調べやすく、初心者でも安心して歩けます。
- 峠越えはありますが、全区間にわたり整備されているので、危険な場所や通行困難な場所はほとんどありません。
ここが難点! 東海道
- 都市化が進んで大通りになってしまった部分が多く、「旧街道の風情」という点では少々物足りないかもしれません。
東海道のルートと歩き方
東海道のルート(通過する宿場・自治体)
宿場 | 交通 | 自治体 | |
---|---|---|---|
0 | 日本橋 | JR山手線ほか東京駅 | 東京都中央区 |
1 | 品川 | 京急線・北品川駅 | 東京都品川区 |
2 | 川崎 | JR東海道線・川崎駅 | 神奈川県川崎市 |
3 | 神奈川 | 京急線・神奈川駅 | 神奈川県横浜市 |
4 | 保土ヶ谷 | JR京浜東北線・保土ヶ谷駅 | 神奈川県横浜市 |
5 | 戸塚 | JR東海道線・戸塚駅 | 神奈川県横浜市 |
6 | 藤沢 | JR東海道線・藤沢駅 | 神奈川県藤沢市 |
7 | 平塚 | JR東海道線・平塚駅 | 神奈川県平塚市 |
8 | 大磯 | JR東海道本線・大磯駅 | 神奈川県大磯町 |
9 | 小田原 | JR東海道本線・小田原駅 | 神奈川県小田原市 |
10 | 箱根 | 箱根登山バス・箱根関所跡 | 神奈川県箱根町 |
11 | 三島 | JR東海道本線・三島駅 | 静岡県三島市 |
12 | 沼津 | JR東海道本線・沼津駅 | 静岡県沼津市 |
13 | 原 | JR東海道本線・原駅 | 静岡県沼津市 |
14 | 吉原 | 岳南電車・吉原本町駅 | 静岡県富士市 |
15 | 蒲原 | JR東海道本線・蒲原駅 | 静岡県静岡市 |
16 | 由比 | JR東海道本線・由比駅 | 静岡県静岡市 |
17 | 興津 | JR東海道本線・興津駅 | 静岡県静岡市 |
18 | 江尻 | JR東海道本線・清水駅 | 静岡県静岡市 |
19 | 府中 | JR東海道本線・静岡駅 | 静岡県静岡市 |
20 | 鞠子(丸子) | しずてつバス丸子橋入口 | 静岡県静岡市 |
21 | 岡部 | しずてつバス藤枝市岡部支所前 | 静岡県藤枝市 |
22 | 藤枝 | しずてつバス藤枝大手 | 静岡県藤枝市 |
23 | 島田 | JR東海道本線・島田駅 | 静岡県島田市 |
24 | 金谷 | JR東海道本線・金谷駅 | 静岡県島田市 |
25 | 日坂 | 掛川バスサービス・八幡宮前 | 静岡県掛川市 |
26 | 掛川 | JR東海道本線・掛川駅 | 静岡県掛川市 |
27 | 袋井 | JR東海道本線・袋井駅 | 静岡県袋井市 |
28 | 見付 | JR東海道本線・磐田駅 | 静岡県磐田市 |
29 | 浜松 | JR東海道本線・浜松駅 | 静岡県浜松市 |
30 | 舞阪 | JR東海道本線・舞阪駅 | 静岡県浜松市 |
31 | 新居 | JR東海道本線・新居町駅 | 静岡県湖西市 |
32 | 白須賀 | 湖西市コミュニティバス | 静岡県湖西市 |
33 | 二川 | JR東海道本線・二川駅 | 愛知県豊橋市 |
34 | 吉田 | JR東海道本線・豊橋駅 | 愛知県豊橋市 |
35 | 御油 | 名鉄名古屋本線・国府駅 | 愛知県豊川市 |
36 | 赤坂 | 名鉄名古屋本線・名電赤坂駅 | 愛知県豊川市 |
37 | 藤川 | 名鉄名古屋本線・藤川駅 | 愛知県岡崎市 |
38 | 岡崎 | 名鉄名古屋本線・東岡崎駅 | 愛知県岡崎市 |
39 | 池鯉鮒(知立) | 名鉄名古屋本線・知立駅 | 愛知県知立市 |
40 | 鳴海 | 名鉄名古屋本線・鳴海駅 | 愛知県名古屋市 |
41 | 熱田(宮) | 地下鉄名城線・伝馬町駅 | 愛知県名古屋市 |
42 | 桑名 | JR関西本線/近鉄・桑名駅 | 三重県桑名市 |
43 | 四日市 | 近鉄名古屋線・四日市駅 | 三重県四日市市 |
44 | 石薬師 | 三交バス・石薬師 | 三重県鈴鹿市 |
45 | 庄野 | JR関西本線・加佐登駅 | 三重県鈴鹿市 |
46 | 亀山 | JR関西本線・亀山駅 | 三重県亀山市 |
47 | 関 | JR関西本線・関駅 | 三重県亀山市 |
48 | 坂之下 | 三重県亀山市 | |
49 | 土山 | 甲賀市コミュニティバス・田村神社 | 滋賀県甲賀市 |
50 | 水口 | 近江鉄道・水口石橋駅 | 滋賀県甲賀市 |
51 | 石部 | JR草津線・石部駅 | 滋賀県湖南市 |
52 | 草津 | JR東海道本線・草津駅 | 滋賀県草津市 |
53 | 大津 | JR東海道本線・大津駅 | 滋賀県大津市 |
京都 | 京阪三条駅 | 京都府京都市 |
※ すべての宿場を一覧するには、表の上にある表示件数を変更してください
大津から大阪に向かう「五十七次(京街道)」は、京街道のページをご参照ください。
東海道の歩き方
- 全長500kmの長い街道です。1日平均20km歩くとして、25日ほどかかります。ただし、駅や宿泊場所の関係で1日に歩ける距離が前後してくるので、事前に調べて多少は計画しておく必要があります。
- とはいえ、かなりの部分が国道1号に沿っていて都市化しており、だいたい10~20kmごとに大きな町や駅にたどり着くので、体力や健康に問題のない方なら綿密な計画でなくてもそれほど困りません。宿泊施設も、ビジネスホテルなど気軽に泊まれる宿が多くあります。
- 1日山道を歩く箱根峠越えと、白須賀宿付近や鈴鹿峠(坂下宿~土山宿の間)など交通機関から離れる場所は、やや注意が必要です。
- 通れない場所や極度に危険な場所はありません。ただし箱根の西坂や鈴鹿峠は人家から離れ歩く人も少ないので、ご注意ください。
- 飲食店やコンビニにも比較的不自由しませんが、少ない区間はあります。
- 大部分が1号線に沿っていますが、旧道への出入り口や宿場内の曲がり角など分かりにくい部分は多いです。正確に旧街道をたどりたい 方は、地図やガイド本などの準備をされていくことをお勧めします。それほどこだわらない方は、とりあえず1号線を目印に歩けば致命的な道迷いなどはないでしょう。
- 携帯やスマートフォンの地図は、箱根峠などキャリアによっては電波が届かない区間があるので注意が必要です。
詳細な情報は、各宿場のページや関連記事がある場合はそちらもご参照ください。
また、実際に歩かれた方からの注意すべき場所の情報提供もお待ちしております。コメント欄やTwitterでお願いいたします!
注意の必要な箇所
【箱根峠(小田原~三島間)】
- 東坂(箱根湯本から箱根宿(芦ノ湖))は、バスの通る道を縫うように進みます。バス停があり本数もそこそこあるので、途中リタイアも可能です。車道を歩く部分は、見通しが悪く車が多いのでご注意ください。
- 甘酒茶屋周辺は、ソフトバンクの携帯が通じません。(← 最新の情報をお寄せください)
- 芦ノ湖周辺は、一人で泊まれる宿があまりありません。食事どころも早く閉まってしまいます。
- 西坂(箱根宿~三島宿)は、国道が並走していますが旧道は歩く人の少ない山道となります。商店は市街地に出るまでほとんどありません。
【金谷~日坂】
- 小夜の中山峠を越えます。緩やかな坂が長く続きます。
【白須賀宿周辺】
- 公共交通機関から大きく外れます。
【鈴鹿峠(坂之下~土山間)】
- 公共交通機関から大きく外れます。
- 鈴鹿峠は1、2時間ほどで越えますが、その区間は人家や商店などはありません。
東海道のおすすめ情報
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東海道の街道の資料
今井金吾「今昔東海道独案内」初版は1974年に出版された東海道本の草分けと言ってもいい存在で、改訂版や文庫版(上下巻)が出ています。とても詳しいのですが、改訂版も情報は更新されていないのでちょっと古いのと、地図も当時のままでかなり変わっているため注意が必要です。
「ルートマップ ホントに歩く東海道」全15巻 風人社(2012~2017)東海道を歩くなら、これが一番おススメ!
国土地理院の1万分の1地形図を使用した詳細な地図で、見どころなども実際に調査されたものが掲載されています。
きちんと旧道をたどりたいには特に最適です。
1集ごとに、1枚8km前後の地図が4枚入っています。歩く区間だけ入手することも可能なほか、今回歩く部分だけ持ち歩けて荷物にならないのもいいところです。
出版社風人社さんのサイトからも購入可能です。⇒ ウォークマップホントに歩く東海道について | 発行書籍・グッズ | 風人社の窓 (fujinsha.co.jp)
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