杉戸宿について
日光街道の宿場
日光街道、日本橋から5つ目の宿場。江戸から行くと、国道4号から旧道(県道373)に分かれ、杉戸町役場を過ぎたあたりから、緩やかに北にカーブしたあたりまでの約1キロがかつての宿場です。
現在も商店街になっており、旧道の道幅も狭い静かな通りではありますが、古い趣のある建物が目立つまち並みです。
古くは鎌倉街道が通っていた、利根川沿いの水陸交通の要衝。現在は宿場の南側を、ひとつ江戸寄りの粕壁宿につながる大落古利根川が流れていて、毎年8月には大型の灯篭約250基が川面を埋めつくす伝統行事の「古利根川流灯まつり」が開催されます。
明治32年(1899)東武鉄道が北千住‐久喜間を開通すると同時に、宿場の400mほど南に「杉戸駅」が開業しましたが、昭和56年(1981)に東武動物公園が開業すると駅名は「東武動物公園駅」に改称。東武動物公園は、日光街道から駅を挟んで南側にある、遊園地と動物園をあわせた関東最大級のレジャー施設です。
また、お正月には日光街道沿いのお寺を中心とする杉戸七福神めぐりも盛況のようです。
所在地 | 埼玉県杉戸町 |
交通 | 東武伊勢崎線(スカイツリーライン)・東武動物公園駅 |
観光情報 | 杉戸町観光協会 (kankou-sugito.jp) / 杉戸宿さんぽ | 杉戸町観光協会 (kankou-sugito.jp) |
宿場データ | 人口:1663人 家数:365軒 本陣:1軒 脇本陣:2軒 旅籠数:46軒 |
杉戸宿の歩き方
- 手前までの宿場と同じく、宿場に入る手前でそれまで歩いてきた国道4号の大通りと分かれて旧道に入ります。旧宿場通りは商店街になっていますが、短めの宿場通りで商店、飲食店はそれほど多くありません。
- 宿場の南側に、並走している東武伊勢崎線(スカイツリーライン)の東武動物公園駅があります。旧日光街道から駅までは400mほどの距離です。
- 宿場のまち並みは商店街になっていますが、飲食店やコンビニなどの実用的なお店はあまりありません。駅前には多少の店がありますが、大きな商業施設はありません。
- 並行する国道4号沿いにはコンビニや飲食店などが多いので、そちらに出るか、宿場の前後の国道を歩いている区間で立ち寄るのがいいかもしれません。
次の宿場まで
- 宿場を出ると、ふたたび国道4号に合流し、しばらく大通りを進みます。途中に東武線の杉戸高野台駅があります。杉戸高野台駅を過ぎるとまた旧道に入り、日光御成道との合流を経て次の幸手宿に入ります。
- 国道区間では飲食店、コンビニなど困らない程度にあります。旧道区間では店はありませんが、短い区間なので歩き切ってしまえるでしょう。途中の御成道との合流点に、スーパーが1軒あります。
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杉戸宿に関する施設・博物館など
博物館や郷土資料館はありません。
杉戸町観光案内所・流灯ふれあい館 宿場の通りから1本南側の、大落古利根川沿いにあります。旧街道や宿場の情報に特化したものではありませんが、街歩きマップなどが手に入ります。御宿場印もこちらです。
杉戸宿のおすすめ情報
お茶屋さんが併設する和カフェ
明治10年創業という老舗のお茶屋さんのイートインスペースで、お茶や和風スイーツがいただけます。カレーやスパゲティなど軽食もあり。「茶屋で休憩」気分でちょっと立ち寄ってみては。
⇒ のほほん茶屋 茶のいとや 杉戸町カフェ 日本茶カフェ (goope.jp)
江戸から行くと、杉戸宿に入る少し手前、国道から分かれて県道区間に入り杉戸町役場の少し江戸寄りにあります。
杉戸宿ギャラリー
杉戸宿の宿泊情報
杉戸宿周辺には宿泊施設がありません。ひとつ江戸寄りの粕壁宿に複数あるほか、日光寄りの幸手宿にもいくつかありますので、そちらに宿泊するよう調整するか、電車で移動するのが良いでしょう。
杉戸宿についての投稿
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日光街道の宿場
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