神奈川宿について

東海道の宿場

江戸（日本橋）から３番目の宿場（日本橋から約２７km）

前の宿場：川崎宿（前の宿場から、約９.８km）

次の宿場：保土ヶ谷宿（次の宿場へ、約４.８km）

東海道、日本橋から三つ目の宿場。現在の神奈川県横浜市にあり、横浜駅付近の繁華街からもほど近く。

幕末に鎖国が解かれた際に、この場所が開港場に指定され各国の領事館が周辺に設けられましたが、最終的には幕府の意向により港は東海道から離れた場所（今の横浜港）に開かれ、東海道と港をつなぐ「横浜道」が新設されました。

かつての神奈川宿は、東側は現在の国道１５号沿いの大通り。西に向かって進むと中ほどで旧道に入ります。

この旧道に入ったところで日本橋から付き合ってきた国道１５号と分かれ、ようやく一瞬国道１号に出会うものの、またすぐに次の保土ヶ谷宿までしばしのお別れ。

ここから先は、往時は広重の浮世絵からも分かる通り海沿いの崖の上を通っていましたが、埋め立てが進み現在は左手にも街が広がっています。急峻な崖はかつてのままで見晴らしが楽しめるものの、日本橋を出てから初めての、ちょっとした急坂登りです。

横浜駅は徒歩５～１０分程度のところにありますが、街道は繁華街には入らずに、駅を迂回するようなルートで住宅地へ。開港によって急激に発展した横浜市街地を横目に見ながら、宿場時代の賑わいは残らない静かな通りを進みます。

神奈川宿の歩き方

• 宿場の東半分ほどは、国道１５号線です。店や飲食店などそこそこあります。また京急線に沿っているので、どこでも切り上げて電車で移動することが可能です。
• 宿場中ほどより少し西側で、国道と離れ旧道の宮前商店街に入ります。この通りはお店はあまり多くありませんが、神奈川駅周辺に飲食店など数軒あり。
• 神奈川駅付近で一度国道１号と重なりますが、すぐに離れます。この後、台町の急坂に入ります。
• 国道から離れて坂を上りだすとしばらくは、店や飲食店の少ない住宅地に入るので、ここから先はやや注意が必要です。と言っても神奈川宿を出るまでは横浜駅から遠くないので、それほどの心配は要りません。
• 台町の坂を過ぎてから次の保土ヶ谷宿近くまでは鉄道から離れますが、３キロ程度の距離で、お店などもまったくない区間はありません。

神奈川宿に関する施設・博物館など

博物館などの大きな施設はありません。

神奈川地区センター　地区センターなので大きな展示スペースはありませんが、神奈川宿のジオラマが見られます。建物の外には、近くにあった高札を復元しています。また地域の観光情報、イベント情報が入手できることも。街道から１本道を逸れた場所にありますが、距離は離れていませんので時間があればお立ち寄りを。

神奈川宿のおすすめ情報

神奈川台場の跡

幕末に築かれた神奈川台場の跡の石垣が、東海道から少し南に逸れた場所に残っています。
近くの公園（神奈川台場公園、星野町公園）に、説明板なども建っています。

ちょっと道から逸れますが、寄り道してみてはいかがでしょうか！

神奈川宿の宿泊情報

※　比較的街道から近く手頃な価格で泊まれるビジネスホテルなどを優先して掲載しています。
※　各宿泊施設名のリンクは、じゃらんnetに移行します。

横浜駅周辺を過ぎると、しばらく宿泊施設はありません。次の保土ヶ谷宿にもありません。駅はありますので電車などで移動することは可能です。

神奈川宿についての投稿

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東海道

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